代表挨拶

 TAKY’S合同会社は、障がいを持った方が地域社会において、不自由なく生活できる環境の構築を目指す有志が集い立ち上げました。

 当社は千本桜で有名な烏帽子山公園の麓に位置し就労継続支援A型事業所「ここら」と共同生活援助事業所「われら」を運営しており、一人でも多くの障がい者の方が、一般企業で就労できるよう必要な知識やマナー及び能力の向上のために必要な訓練等、内容の濃い質の高い支援を行っております。また、地域の皆様からのご指導ご協力を賜りながら障がい者が自立した日常生活を送れるよう支援します。

 明るい笑顔と楽しい笑い声を絶やすことなく障がい者の方々の支援に邁進いたしますので、皆様の温かいご指導とご協力をお願い申し上げます。

代表社員 横山敦子

基本理念

 障がいのある一人ひとりの尊厳を大切にし、地域社会のなかで共存共栄した日常生活が営まれる社会を実現するため利用者様に寄り添い心のこもった良質な支援活動に努めます

沿革

平成28年8月25日TAKY'S合同会社設立
本部開設 南陽市二色根2番地の10(土地・建物借用)
平成28年12月1日就労継続支援A型事業所 「ここら」定員10名 開設
南陽市二色根2番地の10
平成29年1月8日Cafe&Bar 「ここら」開店
平成29年2月20日共同生活援助事業所「われら」定員7名 開設
南陽市二色根2番地の10
令和元年10月1日就労継続支援A型事業所「ここら」
店舗名変更
カフェランチCOCORA 20:00まで営業

事業計画

就労継続支援A型事業所 ここら

1.勤務体制

 利用者様定員10名を年間を通して雇用し、現在6名の利用者様を雇用しています。その内訳は男性4名(平均年齢28.7歳)、女性2名(平均年齢22歳)であり、 知的障がい・強迫性障がい・てんかんをお持ちの方が働いています。
 利用者様の居住地は、南陽市(5名)、長井市(1名)であります。
 勤務体制は、A勤は9:00~15:00又は9:00~14:00までの勤務となり、B勤は14:00~20:00までの4~5時間就労、定休日は第2・4水曜日、木曜日その他の休みは毎月のシフト表による。

一日の日程と業務内容は次のとおりです。
9:00 朝礼 勤務者の確認・健康チェック・日程説明
9:10 店内外の清掃
10:00 開店 接客対応 食材在庫確認 調理補助
11:30 昼食(休憩)
12:15 昼食の後片付け 接客対応
13:00 訓練等(接客・接遇訓練・料理・各種ドリンク・創作品制作等)
13:50 A勤とB勤の引継ぎ 日程説明
14:00 B勤者勤務開始 勤務者の確認・健康チェック・店内清掃
15:00 A勤者は帰宅・帰寮
17:15 夕食(休憩)
18:00 接客対応・後片付け
18:30 訓練等(接客・接遇訓練・料理・各種ドリンク・創作品制作等
20:00 閉店 業務終了

2.支援体制

 管理者・サービス管理責任者・生活支援員3名・職業指導員1名を配置し、サービス管理責任者を中心に生活支援員、職業指導員等により、アセスメントやモニタリング、ケース担当者会議を経てサービス管理責任者が個別支援計画を立てそれに基づいてそれぞれ支援を施します。日常の生活支援については、社会一般通念上のTPOについての支援が多く、接客業関係については、接客対応、配膳、トッピング、盛付け、調理補助など当初指導したとおりに自ら業務を進んで行うので主に細部についての支援指導が主体となります。
 また、新規に入所した利用者様に対しても利用者間で教え合いながら共に取り組む現状であり、大変好ましい状態であります。ただし、来客が多くなると緊張して普段していることが出来ないなどの失敗も見受けられることもあるので、見守り声がけとミーティング時に全体的な指導支援を行います。
 また、利用者様は個別作業日報にその日の作業内容、学んだこと、感想・改善点・質問等 を記載の後、職員へ提出し指導・支援を受けています。
利用者様と社員の親睦を深めるため月2回のお楽しみ会や各種研修会を開催します。
お楽しみ会は、利用者様がいろいろな料理を作り試食を兼ねての食事会、室内ゲームなどのレクリエーション活動、研修旅行等を行います。リフレッシュの時間と仕事の時間のメリハリ をつけ、お互いのコミュニケーションや信頼感を深めるため、様々な取り組みを行ってい ます。研修会は、一般就労に必要な知識や技術、防災、ボランティア活動、その他の一般 常識等について学びます。
 ここらにおいては、いじめや虐待及び身体拘束等もなく日々平穏に過ごせる環境作りに 取り組みます。
 また、新型コロナウィルス感染予防対策として、利用者が安全安心して生活できるよう に、従来の予防方法のマスク着用の徹底、三密(密閉・密接・密集)を避けることに加え て検温や空気清浄機、パーテーションの設置を整備し、当施設から絶対にクラスターが発 生しないように注意を喚起しています。
 更には、元気に明るく通所できるようにバランスの良い食事の摂取、充分な睡眠、適度 な水分補給、室内の換気、体力維持のための適度な運動などについても支援を行います。

3.運営

 置賜管内においても数少ないA型事業所を運営していますが、コロナ禍になってからは 利用者求人募集をしてもハローワークや他施設の相談員を通しての問い合わせが少なくな っている状況です。
 経営は、新型コロナウィルス感染拡大により個人・社会などの動向が変化し、外出や外 食の減少で非常に厳しい状態であります。
 このようなことから、いかに集客できるか、お客様がまた来たいと思える店作りをして いくかが課題であります。また、健全な経営を行うため、次のようなPRを行う計画であ ります。ランチパスポートの掲載、商工会への加入、市報掲載、新聞の折り込みチラシの 配布、ポスティング、SNSからの情報発信、ホームページ更新頻度のアップ等を計画し ていきます。また、クリスマスやバレンタインなどのイベント開催、新メニューの開発を 行い集客とリピータの確保に努める計画ですが、今後とも社会の動向、コロナ感染症の収 束に大きく左右されるところと考えます。

共同生活援助事業所 われら

1.入寮状況

 利用者定員7名に対して男性のみ7名が入寮しています。その内訳は、飯豊町(2人)・白鷹町(2人)・南陽市(2人)・天童市の出身であり、平均年齢は42.8歳で障がい程度は区分なし~3です。
 世話人を3名雇用し、利用者への日常の生活について支援を施します。
 また、新型コロナウィルス感染防止を図るため、なるべく三密を避けマスクの着用等を励行するとともに、新しい生活様式を取り入れるなど特に衛生面に配慮した規則正しい寮生活を支援します。
一 日 の 日 程                                                                                                                                                                                       
時  間 事  項 具体的な支援内容
6:30~7:00起 床起床・寝具の整理整頓 共同スペースの掃除
7:30 朝 食朝食の提供・服薬確認・後片付け・出勤準備・整姿整容・予定の確認
9:00 出 勤勤務先へ移動
12:00 昼 食必要に応じて昼食
15:00~16:00 帰 寮・自由時間外出時の所在確認・金銭管理・清掃・洗濯
17:00 夕食準備お手伝い
18:30 夕 食夕食の提供・服薬確認・後片付け
19:00 入浴時間入浴準備・清掃・洗濯
20:00 自由時間余暇活動・相談・自習
21:00 就寝準備歯磨き等
22:00 就 寝体調確認

2.世話人の業務

 入寮者に対し食事の提供と介護、入浴、排泄、相談、その他の日常生活上の援助を適切且つ効果的に行います。

【主な支援事項】

健康管理・服薬管理・金銭管理等の支援、声がけが必要です。
相談支援については利用者から求められた場合は応ずることとし、その環境を作ることが大切です。
排便・排尿・衛生管理等は利用者様個々に異なるので必要に応じて声がけ支援を行います。
洗濯・取り込み・畳み方等も必要により支援を行います。
利用者がルールを守り自主性をもって寮生活ができるよう指導支援をします。
献立は一週間分を作って掲示します。
買い出しは、世話人さんの都合の良い時間帯で行います。
日誌・日報は毎日整理し一週間まとめて決済を受けます。
利用者の特異な行動や危険行動・危険物等の持ち込みがあった場合は、直ちに職員に連絡します。
寮内は禁煙・禁酒とします。
利用者の家族友人等が来訪したら来訪者名簿に記入してください。

福祉サービス事業の概要

1.就労継続支援A型事業所 ここら 飲食店(カフェ)
 営業時間10:00~20:00

 一般企業に就職が困難な障がい者への就労の場を提供、必要な知識及び技術の指導を行うとともに雇用契約を締結し、就労に向けた支援指導及び 日常生活の支援を提供します。
≪営業方針≫
 お客様にとって快適な空間を提供し続けること(接遇)を営業方針とします。
 お客様が接遇を感じていただくためには
  ①品質   メニュー・食材・器・装飾品等を吟味する
  ②サービス 直接的にお客様に関わる接客の方法を考慮する
  ③清潔感  店舗周辺・店舗内の清潔感、スタッフの身嗜み等好感を持たれる整容
  ④衛生   始業前に利用者の健康状態等をチェックする
 常に上記のことを念頭に置き、誰からも親しまれる笑顔のある明るい環境づくり努めます。

2.共同生活援助事業所 われら

 障がい者が自立した生活を営むことができるように、共同住居において生活支援を受けながら他の利用者様と共同生活を営む場を提供します。
(1).利用定員  7名
(2).利用部屋数 7室(洋室3室・和室4室)

3.サービスの内容

(1) 用者への支援
 サービス管理責任者を中心に生活支援員及び職業指導員により障がいの特質にあった質の高い内容の濃い支援に努めます。
 アセスメント、モニタリング、ケース担当者会議を経て個別支援計画書を作成し、これに基づいた支援を施します。
(2) 利用者の健康管理
 新型コロナ感染の予防の徹底
 毎日、利用者様の健康状態をチェックし、健康維持及び疾病の予防に努めます。
(ア) 障がいの特質により具合が悪くなった場合は主治医に連絡しその対応を講じます。
(イ) 勤務中の不慮の事故や障がいの特質以外で具合が悪くなった場合は、次の医療機関で受診し治療を受けるものとします。
≪協力医療機関≫
     置賜公立南陽病院  南陽市宮内1204番地 TEL0238-47-3000
      診療科目 内科・外科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・泌尿器科
     伊藤歯科医院    南陽市宮内1188番地の6
      診療科目 歯科全般
(ウ) 緊急と判断される場合は、南陽消防署の救急車を要請します。
(エ) 緊急と判断される場合は、南陽消防署の救急車を要請します。
(オ) 利用者様の服薬・服用の支援を行います。
(3) 苦情解決
 施設を利用するにあたり相談や希望等の苦情について、苦情解決実施要綱に基づき解決すべく対応します。
(4) 情報提供
 定期的に利用者の活動等の広報誌を発行します。また、利用者について家族等と情報を交換し共有し支援に反映できるよう努めます。
(5) 奉仕活動
 月に2回施設周辺のごみ拾いやごみステーションの清掃を行います。
(6) 視察研修
 他のA型事業所を視察研修し利用者間の交流を深めるとともに、公共の場所の利用体験及び社会的視野を広めます。
(7) お楽しみ会と勉強会
 月に1回、観桜会・バーベキュー・芋煮会・ボーリングなど季節に合ったお楽しみ会を開催します。また、勉強会は礼儀作法・防災・救急・服務等一般常識として必要なことを学習します。
(8) 災害発生時の対応
 本施設は、土砂災害特別警戒区域の中に在り、集中豪雨等の時は気象情報の把握及び市や消防署からの情報を収集し安全の確保に努めます。
(ア)非常時の対応 消防計画により対応します。
(イ)平常時の訓練 万が一に備え消火訓練・避難訓練等を年2回実施します。
(9) 金銭管理
 貴重品や現金等を預り証に署名捺印をもって預かります。高額な貴重品や高額な預金のある通帳等は、南陽市社会福祉協議会に相談するなど対応を講じます。
(10)接遇の安全確保
 当店は、アルコールをお客様に提供しますので、酔っている人に対しては細心の注意が必要であり、揉め事等の発生する恐れが予想される場合は、事前に十分に注意を促し、必要により南陽警察署に連絡するなどの対応を講じます。
     南陽警察署TEL0238-50-0110
(11)各種団体機関との連携
 県・市町村の福祉行政機関や福祉機関及び福祉団体等との連携を密にするとともに、情報を共有し、福祉サービスに反映できるように努めます。

4.職員の勤務時間

① 就労継続支援A型事業所
    早番  8:15~17:15 遅番 14:30~23:30
② 共同生活援助事業所(世話人)
    月曜日から金曜日まで 朝7:00~9:00 夕16:30~19:30
    木・土・日曜日    朝7:00~9:00 昼11:00~13:00 夕16:30~19:30

【就労継続支援A型基本報酬】

 更生労働大臣の定める事項及び評価方法(令和3年厚生労働省告示第88号。スコア告示という。)令和3年3月23日公布され同年4月1日から施行。  基本報酬の算定に係る実績について、現行の「1日の平均労働時間」に加え、「生産活動」、「多様な働き方」、「支援力向上」及び「地域連携活動」の5つの観点から成る各評価項目の総合評価をもって実績とする方式(スコア方式)とすることに見直しされました

≪スコア表≫

令和6年度 就労継続支援A型事業所スコア表 (全体)

事業報告

就労継続支援A型事業所 ここら
 新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、各関係行政機関の御指導により、職員会議を開催し、利用者の安全の担保と新型コロナウィルスの感染予防について協議、結果を利用者様及び関係御家族様に周知し、1カ月の休業を行い、その間利用者様は在宅支援となりました。
 利用者様宅に1か月間定時に電話で健康状態やその日の日程等を聴取し記録し保管しております。
 6月から開店しましたが、新型コロナウィルス感染症により客足が激減し、特に夜間の来客は全くない現状であり、イベントやライブ等の開催についても自粛行い、非常に厳しい財政となりました。
 南陽市をはじめ、各関係機関の御支援により、新型コロナウィルス感染症の予防対策としての設備の整備を行ったところです。
 利用者様への支援は、カフェ業務の基本的なことやスキルアップを図るための毎月の研修会の開催、四季折々のお楽しみ会の開催や視察研修旅行等を実施したところです。
 一方営業しているカフェランチCOCORAのメニューはガレットとアヒージョを主体とし、トマトキーマや各種コーヒーやスペイン風チュロス、トマトとアンチョビやクリームポテトのバケットなどを取り揃えております。
 夕方から開店する晩酌処COCORAは、生ビールや焼酎、ハイボールなど、三点盛りなども良くご家庭で食されるものをご用意させていただいております。
 就活により今年度の退所者は4名で、男性1名はかっぱ寿司に就職、男性1名は就Bへ移籍。女子1名は結婚のため、もう1名の女子は私事都合により退所いたしました。

共同生活援助事業所 われら
 われらは、日常の生活を営むうえでは非常に利便性が良く生活し易い位置にあります。
 障害者の方は、何不自由なく住み慣れた親元を離れることは、非常に厳しい生活環境になるわけですが、生活支援員や世話人さんから日常の生活支援を受け、また他の利用者と一緒に自立した日常の生活を送ることが、本人の将来にとって大きな意味があるように思います。
 現在、空き部屋は1部屋であり、男性6名が入居しおります。3名がA型事業所ここらに勤務しており、3名が就労Bに通所しております。
 利用者の障害は、知的、精神障害であり、その年齢構成は20代から50代の方であります。
 共同生活において、利用者様個々の個性が強くお互いに馴染めないところが見られコミュニケーションが少なく誰とでも気軽に話せる仲間作り等日常生活の環境整備を行ったところであります。
 今年度一年間を通じて、利用者様の日常生活の中で困りごとの相談や虐待等の相談はございませんでした。

財務諸表

令和 5年度R.5 資金収支計画書R.5 事業活動計算書
R.5 貸借対照表
令和 4年度R.4 資金収支計画書R.4 事業活動計算書
R.4 貸借対照表
令和 3年度R.3 資金収支計画書R.3 事業活動計算書R.3 貸借対照表

年間行事

1月新年会、書初め大会
2月チーム対抗鍋合戦
3月室内レクレーション、お食事会
4月観桜会
5月
6月
7月アビリンピック出場(ここら)
8月創立記念式
9月芋煮会
10月施設研修旅行
11月
12月忘年会

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